George Hamilton Green's Instruction Course for Xylophone

  • 2016.04.15 Friday
  • 09:25


付箋いっぱいついた写真ですみません。

Geoge Hamilton Green's Instruction Course for Xylophone -A Complete Course of Fifty Lessons-

/Randy Eyles & Garwood Whaley

まずはじめに開くべきはこの一冊だと思います。
1920年代にジョージハミルトングリーン氏により書かれた、全50回の2本バチのための練習メソッドです。
1926年に1回分1ドルという価格で発売され(すなわち全部で50ドル。当時では安くはない価格です。)後に多くのすばらしい鍵盤打楽器奏者が育ちます。ジョージハミルトングリーンはクラシックのピアノとバイオリンをこどもの頃に習ったそうで、クラシックのテクニカルメソッド的なものがこの本からも感じられます。私の意見では、それはとても賛成。窮屈な印象はありますが、「とにかく楽器が上手くなるため」を考えると近道だと思います。

各レッスンでは様々な拍子、音符、調(全調でやるように、と書かれています)で、いろいろなテーマにスポットを当て構成されています。一回分がA4でだいたい3ページで、最後のページは毎回Ragtimeのフレーズやパターンの練習になっています。すべての音符に手順が付けられています。
各テーマは目次に書かれていますが、double stops(両手を同時に弾くこと)、speed studies、Grace notes(修飾音符)、broken chords(分散和音)、などなど。クラシック(あるいはジャズ?)初心者でも、五線譜が読めれば始められるような、丁寧な解説と楽譜だと思います。
しかしジョージハミルトングリーン氏の教則本にはコードネームが出てくることがほぼありません。ラグタイムのページなどは載っていた方が便利だといつも思うのですが、なぜなのでしょう。ラグタイムの演奏家はきっちり書かれた譜面を弾くことが一般的なのでしょうか。これについてはより具体的にインプロヴァイズへの導入が載っているもう一冊の教則本の解説で詳しく検討したいと思います。

全3ページではありますが全調で(major、minor、さらにはmelodic minor、dorian、mixolydian、locrian)やるとなると(そして厳しいメッセージを守るとなると)とても時間がかかります。ずっと繰り返して練習したい一冊です。

最後にジョージハミルトングリーン氏の厳しい教えを原文のまま載せておきます。
1) No wrong notes 
2) Double stops struck together 
3) Relax
4) Little fingers close to the keyboard
And remember , if you have trouble with any of the above , slow down.

およそ100年後の日本で小さな木琴を前に、この文章に震えている女の子がいるとは彼は夢にも思っていないだろうなぁ。
 

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  • 2018.11.22 Thursday
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